赤穂義士を祭る赤穂大石神社(兵庫県赤穂市上仮屋)は、赤穂浅野家の改易から四十七士の討ち入り前まで、大石内蔵助が金銭収支をまとめさせた帳簿「預置候金銀請払帳」の写本の展示を始めた。

137年前、高名の国学者が原本を書き写させたもので、初公開という。映画「決算!忠臣蔵」の基になった史料を、参拝者が興味深くながめている。

原本は神奈川県の箱根神社が所蔵する。お家再興の活動費や仏事費、浪士の武器購入費や住居費などを克明に記し、浅野内匠頭の後室、瑤泉院に渡された。

討ち入りの金銭面を明示した一級史料で、山本博文・東京大学史料編纂所教授が研究成果を「『忠臣蔵』の決算書」に著し、公開中の映画の原作となった。

写本は、明治天皇の学問指導も務めた福羽美静が1882年、湯治に訪れた箱根で、箱根神社から借りて書き写させた。

赤穂大石神社は収蔵庫を点検した今年8月、佐藤誠非常勤学芸員が確認。映画の上映に合わせ、義士宝物殿での展示に加えた。

飯尾義明宮司は「収蔵庫を整理し、貴重な写本の存在を再確認できた」と話す。

宝物殿は450円(中学生以下無料)。赤穂大石神社TEL0791・42・2054

 

引用元:神戸新聞NEXT
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191222-00000006-kobenext-l28