熊本県阿蘇市一の宮町の阿蘇神社は16日、初詣の参拝客に振る舞う甘酒の仕込みを始めた。
作業は1週間続き、3万人分を用意して元日から3日まで振る舞う。
神への供物を調理する神饌[しんせん]所で神職や巫女[みこ]らが作業。竹の棒を使って炊きたてのもち米と米こうじを混ぜ合わせると、粘り気が出てほんのりと甘い香りが広がった。
阿蘇神社では、正月三が日の参拝客を約10万人と見込む。
権禰宜[ごんねぎ]の内村泰彰さん(41)は「毎年楽しみにしている人も多く、気合を入れて造りたい。飲んだ人に温かい気持ちになってほしい」と話した。