コロナ禍の中で迎える新年。
参拝客を受け入れる各地の神社やお寺のコロナ対策を取材しました。
中にはインターネットを活用した対策も登場しそうです。
伊勢神宮・宇治橋に昇る今年の初日の出。
この時私たちは、よもや未知のウイルスに翻弄されることになろうとは思いもしませんでした。
当時の境内は、今で言うところの密の状態。
迎える新年の初詣は、こうした状態を避けなければなりません。
各地の神社やお寺では、新年に向けて対策を講じています。
豊川稲荷の僧侶: 「こちらの総門を開放しておくということです」  毎年、正月三が日に150万人が訪れる愛知県豊川市の豊川稲荷。例年、年が変わる直前まで門を閉鎖しますが、今年は密を避けるため閉鎖しないということです。
境内では一方通行の順路を設け、参拝客同士が混雑しないようにします。
さらに…。 豊川稲荷の僧侶: 「普段ですとここにひしゃくが置いてあって清めていただくのですが、それも混雑する一つの原因になるということで閉鎖を致します」  参拝の前に手を清める手水鉢を閉鎖。
初詣は自宅で清めてからお参りに…これも新しい生活様式なのかもしれません。
およそ1000体のお狐さんが祀られている「霊狐塚」でも、少なくとも三が日の閉鎖が決まっています。
豊川稲荷の僧侶: 「今年は正月三が日にこだわらずに、12月中でも2月になっても、初詣としてお参りしていただけたらと思います」  一方、愛知県豊橋市の普門寺。
普門寺の住職: 「ここは鐘楼堂と門が一体になった、鐘楼門という建物になります。
12月31日の午前11時から、こちらで『大みそかの鐘』ということで、鐘をつかせていただいております」  建立は今から300年以上前、豊橋では最も古い鐘楼門です。
大晦日には参拝客が自ら鐘をつけるとあって、去年は300人以上が列を作りましたが、今年は中止に。
ならばと住職が考えたのが、鐘つきの「オンライン配信」です。
普門寺の住職: 「今から、インスタライブを一度始めさせていただきます」
事前に限定の御朱印セットを授かると、大晦日に住職が名前を読み上げ、代わりに鐘をつきます。
その様子はインターネットでライブ配信され、自宅にいながら除夜の鐘をつくことができるのです。
普門寺の住職: 「来年の平穏を願って、この普門寺の梵鐘の響きが、世界中にインターネットを通じて響き渡っていただければと思っております」
32歳と比較的若い世代である普門寺の住職。
以前からオンラインのお参りサービスを行ってきました。
オンライン鐘つきもすでに、およそ200人の申し込みがあるそうです。
普門寺の住職: 「ご家族で大晦日の団らんをしながら、鐘をつく様子を見ていただければと思っております」
初めて迎えるコロナ禍の大晦日とお正月。例年とは違う参拝の光景が見られることになりそうです。