妖怪アマビエの御朱印(左)と貼り札
新型コロナウイルスが感染拡大する中、疫病退散の言い伝えがある江戸時代の妖怪「アマビエ」に注目が集まっている。
笠間市の正福寺ではアマビエを描いた御朱印を授与品として扱い、インターネットでも販売。外出自粛を背景に、同寺のウェブサイトには全国から注文や問い合わせが次々と寄せられている。
アマビエは、江戸時代末期、現在の熊本県の海に現れ、豊作や疫病などを予言したという半人半魚の妖怪。
体はウロコに覆われ、顔にはくちばしのような口がある。「疫病が流行した際は私の姿を描き、人々に見せよ」と言って海へ帰ったと伝えられている。
最近では厚生労働省が、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、会員制交流サイト(SNS)などでアマビエを啓発キャラクターに起用した。
同寺で授与しているアマビエ御朱印の中で人気の一つとなっているのは、仏画作家の田中ひろみさんが、江戸時代の瓦版に登場したアマビエを題材に描き下ろしたもので、「防疫」の金文字と四つ葉のクローバーがあしらわれている。
はがき大で、価格は1枚630円(税込み)。購入者には田中さんオリジナルの貼り札がプレゼントされる。
天津住職は「全国から多くの注文や問い合わせが寄せられ、ありがたく思っている。
ただ、感染拡大しているこの時期は寺への参拝はご遠慮していただき、御朱印はインターネットを通じてお求めいただきたい。
一日も早い終息を願っている」と話している。
正福寺ホームページhttps://shouhukuji.net/
引用元:茨城新聞クロスアイ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200426-00000002-ibaraki-l08