「御朱印」「祈祷」を郵送で コロナ禍に神社仏閣も対応

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、神社仏閣の参拝や御朱印の提供を制限する所が増え、感染状況に応じてホームページ(HP)を更新するなど情報を提供している。

参拝そのものは休業要請の対象外。「厄除け」「疫病退散」の意味で日本人の参拝願望は根強いが、一方で慎重な行動が求められている。

「安産祈願」で知られる越谷香取神社(埼玉県越谷市)は緊急事態宣言を受けて社務所の受付を閉め、祈祷(きとう)やお守り、御朱印を取りやめた。

祈祷は神前で行い、郵送する方式に変更。神社のHPで「腹帯で作る洗える布マスク」の動画を紹介し、マスク不足の声に応えている。

厄除け開運大師・龍泉寺(同熊谷市)でも御朱印の郵送を期間限定で始めた。

「参拝は通常通りできるが、コロナ感染対策として御朱印の郵送を考えた。全国各地から申し込みがある」という。

同寺の御朱印は季節感あふれるデザインが人気で、春は桜の花があしらわれている。

一方、参拝の中止措置に踏み切ったのは、年間通じて多くの参拝客が訪れる三峯神社(同秩父市)である。

「緊急事態宣言」の効力が続く来月6日まで境内への立ち入りを禁じ、参拝を断っている。

HP上で「事態の早期収束」に向けた強い覚悟を示している。

武蔵一宮氷川神社(さいたま市大宮区)では、コロナウイルス感染防止のため参拝時間を短縮。

職員のマスク着用を促し、参拝者のマスク着用を認めている。

また、公衆衛生への配慮で「御神水」の取得を中止している。

感染拡大を防ぐため、大型連休中の帰省や旅行、観光の自粛が国民に呼びかけられる中、参拝にも最低限のモラルと自覚を忘れてはならない。

神社や寺院、教会は規模にかかわらず、休業要請の対象外だが、集団での参拝となると感染リスクを高める。

超党派の議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」は、春季例大祭(21日~22日)に合わせて予定していた集団参拝を中止した。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けた対応という。

 

引用元:産経新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200419-00000539-san-l11

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