祈とうした護符を手にする眞清辰也さん=美濃市大矢田、大矢田神社

新型コロナウイルスの感染拡大で重苦しい空気が広がる中、岐阜県美濃市大矢田の大矢田神社は「疫病退散」にご利益があるとされる護符の授与を始めた。

外出自粛に対応して当面の間、希望者に郵送で届ける。宮司代務者の眞清辰也さん(67)=同所=は「神様と皆さんの力を合わせ、この困難を乗り越えたい」と願う。

同神社は、平安時代に都で流行した疫病を鎮めるため八坂神社(京都市)が牛頭天王(ごずてんのう)を祭ったことを機に全国に広まった祇園信仰の流れをくみ、疫病退散に御利益があると伝わる。

江戸時代に現在の本殿と拝殿を建立した際には、神仏習合の考えから主祭神である須佐之男命(すさのおのみこと)と牛頭天王は同格の神とみなされた。

長らく牛頭天王社の名で親しまれていたが、明治以降は神仏分離令により現在の大矢田神社に改称した。

護符は神社のルーツにちなみ、早期終息を願って眞清さんが発案。自宅の玄関や部屋の入り口の高い場所に掲げることで、疫病が入るのを防ぐという。

「牛頭天王は心が広い神様で、体の健康にも御利益がある」と話し、14日に祈とうを終え、護符を完成させた。「牛頭天王の力と皆さんの真心、英知でこの困難を乗り越え、終息したらお参りに来てほしい」と呼び掛けている。

希望者は封筒に84円切手を5枚と、郵便番号、住所、氏名、電話番号を書いたメモを同封し、同神社(〒501-3771、美濃市大矢田2596)へ。

届き次第、順次返送する。また、新緑の「青もみじ」が見頃を迎える29日から5月6日まで、社務所でも初穂料300円で護符を授ける。

御朱印を受けた参拝者にはモミジの葉を添えたしおりも贈る。

 

引用元:岐阜新聞Web
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200419-00233797-gifuweb-l21