「風景印」の依頼が郵便局に殺到! 12年に一度・ねずみ年の「鼠ヶ関」PR作戦

ねずみ年の今年、地名に「鼠」が入る山形県の鶴岡市鼠ヶ関地区が注目を集めている。地元自治会でも12年に一度のPRの機会を逃すまいと新たな取り組みを始めた。

全国で唯一、局名に「鼠」が入る鶴岡市の鼠ヶ関郵便局の「風景印」が、いま郵便マニアの間で話題になっている。

鼠ヶ関郵便局の風景印には、ねずみ年限定という訳ではないが、地域にある神社の鳥居や鯛をモチーフにした「おめでたい」風景印があり、ねずみ年の記念にしようと押印の依頼が12月中旬から殺到するようになった。

約200件の依頼があり、1人で300枚のはがきを送ってきた人もいたという。小さな郵便局に全国から届くはがきに消印を押す作業は、年明けから1週間となった7日も続いていた。

(鼠ヶ関郵便局・佐藤仁志局長)
「遠くは北海道から(鹿児島県の)奄美からも届いている。地元には子供たちがだんだん少なくなっているので、子年にあやかって子孫繁栄が進んでいけばいい」

盛り上がっているのは郵便局だけではない。これまでも12年に一度、一刀彫の置物や文鎮といったオリジナルの記念品を作ってきた地元自治会は、PRの新たな策を用意した。

(鼠ヶ関自治会・五十嵐伊都夫)
「これが子年にちなんで今年作ったスタンプ」

ねずみ年の今年、観光客に鼠ヶ関を訪れてもらうきっかけにしようと、記念のスタンプを作った。樹齢400年と言われる「念珠の松」や、恋する灯台に認定されている「鼠ヶ関灯台」など、地元の名所をねずみのイラストとともにデザインした。

スタンプラリーや御朱印集めのような旅の思い出となるよう、公民館や飲食店、郵便局の3カ所に置かれている。

(鼠ヶ関自治会・五十嵐伊都夫会長)
「3か所を巡ってもらい、鼠ヶ関のいい所を見てほしい」

また、地元の酒店や飲食店、民宿で販売する限定ラベルの日本酒も企画していて、あの手この手で地域に元気を呼び込みたい考えだ。

 

引用元:さくらんぼテレビ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200108-00010004-sakuranbo-l06

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