大みそかー。
令和初の年越しを迎えるゆかりの地、福岡県太宰府市の坂本八幡宮です。
【記者】
「年明けまで20分となりました、坂本八幡宮です。こちらでは例年にも増して初詣に訪れた方々の長い列ができています」
これまで、年越しの参拝客は200人程度だったという小さな神社に、大勢の人が訪れました。
そして…
「3、2、1、どうぞ」
新年を迎えた参拝客は拝殿の前で手を合わせ、この1年の幸せを願いました。
【参拝客】
「令和になって年の初めをここでお祈りしたいなと思って来ました」
「健康で幸せでいられるようにお願いしました」
「もう平和にということで」
「健康に過ごせるようにまた」
境内の一角には、御朱印やお守りを求める人の長い列ができていました。
【坂本八幡宮 御朱印担当者】
「令和でこんなに有名になって、もっともっと沢山の人で支えられる坂本八幡宮になってくれたらいいなって思っています」
令和初の初日の出。
燃えるような朝日が元旦の空に登ります。
年末年始の福岡県内は天候に恵まれ、2020年は暖かで穏やかな正月になりました。
【記者】
「令和初の正月で、太宰府天満宮にも多くの人が訪れています」
新元号効果で一躍、認知度が上がった太宰府市。
太宰府天満宮にも、多くの受験生が訪れ志望校への合格を祈願していました。
【受験生】
「(もうすぐ)受験があるので、受験合格するようにお願いしました」
「合格したいなと思って、頑張ろうと思いました」
正月三が日で、2019年を上回る約230万人が訪れたという太宰府天満宮。
名物の梅ヶ枝餅の店も目が回る忙しさでした。
【やす武 高木令子さん】
「2020年は令和の関係で、今までで何十年やっていますけど、一番多かったです。新しい年になったことも忘れて「良いお年を」って言っていたら「もう年明けましたよ」って言われてしまいました」
一方、年越しから一夜が明けた坂本八幡宮は人は多いものの落ち着いた様子です。
改元直後の2019年5月、参拝客が全国から詰めかけ大混雑となったことを教訓に、氏子会は、人員を増やし警察とも連携して万全の体制で年越しに臨みました。
三が日には約3万人が訪れましたが、大きな混乱はありませんでした。
【坂本八幡宮 氏子会 高瀬昭登 副会長】
「とにかく考えられるだけの総出でお迎えする準備をしていましたから、少なくてほっとしたのが本音。無事にスタートしましたから、このまま順調に明るくいい年になっていくように頑張ろうと思っています」
令和ブームに沸いた年が明け、新しい年を迎えた令和ゆかりの太宰府市。
全国区に高まった認知度を今後の地域作りに活かすため、さらなる魅力アップを目指します。
引用元:TNCテレビ西日本
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200106-00000004-tncv-l40