御朱印を通して、古くて新しい首里城の姿を感じて―。

首里城と近接地に点在する御嶽や拝所などにちなんだ「御朱印」が今月、世に送り出され、人気がジワジワと広がり始めている。

御朱印は琉球王国時代から信仰の場であったことを県民や観光客に再認識してもらうと同時に、ウィズコロナ時代の新たな観光コンテンツとしても期待されている。

琉球八社の一つ沖宮と沖縄ツーリストのグループ会社「OTS MICE MANAGEMENT」(OMM)が共同で企画した。

御朱印は(1)円覚寺跡(2)弁財天堂(3)園(その)比屋武(ひゃん)御嶽(うたき)(4)龍樋(5)首里杜(6)京の内(7)赤田御門の御嶽―の7種類が作られている。

一つ一つ筆書された拝所名に、沖宮の印が押され、画家の新城征孝さんによる作品と教訓歌が添えられている。

一枚当たり700円で首里杜館の売店で販売しており、収益の一部はNPO法人首里まちづくり研究会に寄付する。

地元に還元する流れにするという。

沖宮の上地一郎宮司は「首里城は祈りの部分が忘れられがちだが、ずっと琉球の平和を願ってきた。われわれが御朱印を発行し、人々を祈りの旅、巡礼にいざないたい」と期待した。

御朱印の頒布は、空手の神仏を祭る沖宮が手掛ける「空手巡礼」の一つ「首里・王朝の道」から派生したもので、首里城の意義、魅力を感じてもらうのが狙い。

OMMの玉城国博社長は「県民にも、観光で来た人にも沖縄、首里城のいろんな部分を知ってほしい」と提案した。

首里城は31日で火災から2年。

旅の原点と言われる「巡礼」に着目し、古くて新しい首里城を知ってもらう温故知新の取り組みが動き出している。

 

引用元:琉球新報
https://news.yahoo.co.jp/articles/30f7a535b3a0657c8bd423074b895dbf17338928