新潟県上越市の山あいの地区にある風巻(かざまき)神社は、〝バイク神社〟として全国的に知られている。

その名の通り風の神様を祭っており、いい風を受けて安全にツーリングを楽しめるようにとの願いを込め、バイクのおはらいを受けたあと、参拝するライダーが多い。

実は、この神社の遠藤真臣(まおみ)宮司(61)も筋金入りのバイク好き。

「小学生のころからバイクに興味があり、高校時代は母親に買ってもらったホンダの小型バイク『モンキー』で通学していた。

このモンキーを含めてこれまでの約40年間に乗ったバイク20台は全て売却せずに取ってある」という。

当初は、地元のツーリングクラブが参拝に訪れる程度だったが、ここ5年ほどの間にSNS(会員制交流サイト)で取り上げられるようになると、

全国からライダーが訪れるようになった。 「最近も北海道や沖縄からツーリング途中に立ち寄った青年らがいた。

5月の大型連休ともなると、全国から100台ほどのバイクが訪れる」そうだ。

バイクのハンドルに取り付ける安全祈願の「道楽守り」(初穂料1千円)がライダーの間で人気になっている。

神社の歴史は1千年以上前までさかのぼる。天暦2(948)年、村上天皇の命令により、奈良県の龍田大社から分霊を受けて創建されたのが始まりだ。

主祭神は、台風などの暴風災害を防ぎ、五穀豊穣(ほうじょう)をもたらすとされる級長津彦命(しなつひこのみこと)と級長戸辺命(しなとべのみこと)。

上越市に城を構えた戦国の武将、上杉謙信の軍は戦の前に祈願に訪れてから戦地に向かったとされる。

「風の神様の力を借り、疾風のごとく敵をやっつけたいとの思いから訪れていたようだ」 御朱印はクレパスも使って一枚一枚手書きで20分ほどかけて作っており、見た目がとてもきれい。神社に住んでいるアイドル猫の「ちょろ美」や「ちゃこ」も描かれ、猫ブームと相まって人気を博しているという。

社務所から拝殿までは森に囲まれた113段の石段を上っていく。実際に上ると、気のようなものに身体が包まれる感覚になった。

遠藤さんに聞くと、「参拝された方はみなさん、マイナスイオンに包まれる感覚になるとおっしゃいます」とのことだった。

【風巻神社】
新潟県上越市三和区岡田24。JR北陸新幹線上越妙高駅から車で30分。
北陸自動車道上越インターチェンジから車で30分。
7月の「海の日」の前日に例大祭を開催している。
社殿奥には樹齢約1千年ともいわれる桜の長寿種、エドヒガンがある。
御朱印の初穂料は1千円。025・532・2120。

 

引用元:産経新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/df757337dc443a64ad60097daaf912381eedd43