数年前から静かなブームが続いている御朱印。
なんとなく気にはなっていたけれど、つい乗り遅れてしまった…という皆さんもいらっしゃるかと思います。
そこで今回は初心者でもわかる御朱印の楽しみ方をご紹介します。
梅島三環子 アナウンサー 「塩釜市にある塩釜神社に来ました。ここで御朱印のいただき方を教わりたいと思います」 訪れたのは塩釜神社。
その起源は奈良時代以前にさかのぼり、中世以降は陸奥国一之宮として重んじられてきました。
梅島三環子 アナウンサー 「そもそも御朱印とは、どのようなものでしょうか？」 塩釜神社 栗生貴史 権禰宜 「字のごとく、赤い朱色のはんこのこと。
多くは神社の社名が刻印されたものです」 梅島三環子 アナウンサー 「どういった意味合いのもの？」
塩釜神社 栗生貴史 権禰宜 「神社の参拝の証として、お参りした人が受けるものです」 御朱印は、神社やお寺を参拝した証にもらえる、印章のこと。
由来は諸説ありますが、もともとは寺を訪れた巡礼者が写経を納めた証に受け取ったのが始まりとされています。
ではどのようにして御朱印をもらうのでしょう？
梅島三環子 アナウンサー 「記帳所ってあるんですね」 塩釜神社の場合、境内に記帳所がありました。
塩釜神社 栗生貴史 権禰宜 「当社はこちらで御朱印を受けられます」
梅島三環子 アナウンサー 「これが御朱印帳？」
塩釜神社 栗生貴史 権禰宜 「はい、こちらが塩釜神社の御朱印帳です」
御朱印帳は書店でも購入できますが、神社によってはオリジナルの御朱印帳も用意されています。
記帳所に自分の御朱印帳を預けて、初穂料、すなわち料金を納めると御朱印を受けられます。
ただし、忘れてはいけないことがあります。
塩釜神社 栗生貴史 権禰宜 「必ずご参拝はしていただきたいと思います」 御朱印はあくまでも「参拝した証」。
お参りせずに御朱印だけ受けるのは意味のはき違えになります。
ただし御朱印を受ける順番は自由。
御朱印帳を預ける前に参拝しても、預けてから参拝してもどちらでも構いません。
梅島三環子 アナウンサー 「ありがとうございます。
その場で書いていただけるんですね。
開けてみます…おー！手書きなんですね！
あれ？でも塩釜神社ですけど志波彦神社も？」 塩釜神社 栗生貴史 権禰宜 「当社は２社御朱印をしている。
塩釜神社と志波彦神社を見開きにしています」 塩釜神社の御朱印の隣りには、境内に鎮座する志波彦神社の御朱印も。１つぶで２度、いや、１度に２倍ありがたい御朱印となっています。
塩釜神社 栗生貴史 権禰宜 「足が赴きにくかった方も御朱印を通して神社の敷居が低くなれば、うれしい」 続いては太白区の秋保神社を訪ねました。
梅島三環子 アナウンサー 「秋保神社です。境内には勝負の神と書かれたのぼりがずらりと並んでいます。
皆さんの勝利への思いが込められています。
有名選手が掲げたのぼりも有ります」 平安初期にまつられた熊野神社を始まりとし、のちに諏訪神社を経て「勝負の神」として知られるようになった秋保神社。
現在でもスポーツをはじめあらゆる勝負事の必勝祈願に訪れる人が後を絶ちません。
フィギュアスケートの羽生結弦選手もソチオリンピックの前に、必勝祈願に訪れたそうですよ。
梅島三環子 アナウンサー 「御朱印お願いします」
秋保神社 小内亮太 権禰宜 「御朱印にたくさん種類がありまして、お選びいただけます」
梅島三環子 アナウンサー 「え！？御朱印って選べるんですか？」
秋保神社 小内亮太 権禰宜 「こちらが実際に御朱印帳に書く直書きのものでありまして、こちらが書置きのもので取り交ぜてお受けすることが可能です」
秋保神社では、その年の干支にちなんだ限定御朱印や月ごとに絵柄が変わる御朱印など、様々な御朱印を用意。
さらに御朱印帳も４種類そろえて、参拝者の好みに応えます。
梅島三環子 アナウンサー 「これ選ぶのって１つだけ？」 秋保神社 小内亮太 権禰宜 「複数選んでいただいても大丈夫です」 御朱印は１つだけではなく複数受けてもいいそうです。
通常版の御朱印と限定版の御朱印の２つを揃える楽しみ方も出来ます。
秋保神社 小内亮太 権禰宜 「当社の場合は四季を感じられるような季節限定の御朱印があることが大事で、なかなかコロナで四季を感じることが出来ない中で、春であるとか夏であるとかしっかり感じてもらいたい。そういった魅力があると思う」 神社でもお寺でも手書きの御朱印は自分だけの一点もの。
旅先ではもちろん、地元でも楽しめる御朱印を通して、まちの魅力の再発見にもつながりそうです。
引用元：仙台放送
https://news.yahoo.co.jp/articles/df0a26d79a05da87daf085ce2bc03b3672f6f5ac