富山県高岡市古城の射水神社は、旧社格で県内最高位の「国幣中社」に格付けされてから150年になることを記念して国幣中社時代の御朱印を復刻し、23日から千枚限定で授与する。
1929(昭和4)年に授与された御朱印をデジタル保存しており、この資料を基に復元を進めていた。
かすれや墨書の重なりで細部が確認できなかったが、今年に入って、明治以降の印を取りまとめた「印章版木台帳」が書庫で見つかり、中村三光堂(高岡市末広町)の職人によって忠実に再現された。
復刻したのは、「国幣中社射水神社」の文字が入った縦横6センチの角印と縦横4センチの神鏡形、「射水神社社務所印」の縦横3・3センチの角印。
「国幣中社列格百五十年記念」の角印を添え、新型コロナ感染防止のため神社が用意した特別和紙で授与する。
国幣中社に格付けされたのは1871(明治4)年5月14日で、旧暦5月14日に当たる今月23日から開始する。
初穂料は500円。
田中天美権禰宜(ごんねぎ)は「復刻された御朱印を通して神社の歴史に理解を深め、改めて神様とのご縁を結んでいただきたい」と話した。
今回の御朱印より古い昭和、大正時代のものも見つかったことから、復刻の第2、3弾も見込んでいる。
引用元:北日本新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e5fcd5ce8c409641fa1f5b50081dc26efffcdfd