年末年始の過ごし方が大きく変わる中、神社では混雑を避ける動きが始まっています。
1300年の歴史を誇る世界遺産・春日大社です。
春日大社では例年、正月三が日におよそ50万人の参拝客が訪れます。
2020年は新型コロナウイルスの対策として、参拝客の集中を避けるため12月1日から始めたのが「幸先詣」です。
お正月の縁起物が前倒しで受け取れるということで、12月23日までに破魔矢は304本、熊手は68本が売れました。
【参拝者】 「いつもだったら人込みの中来ないといけない。早めに縁をいただけるのは今年ならではのことなのかなと思う。」 さらにこんな対策も。
【記者レポート】 「春日大社の手水は柄杓を使わずにそのまま手を清めることができます。」 柄杓を使う従来の手水を流水に変更。
年明けからは御朱印を待つ行列を避けるため、書置きしたものを渡すようにします。
【春日大社 秋田真吾主事】 「12月1日からお正月の縁起物を出すというのは、春日大社としては初めてのこと。お参りの方々の安全や健康を考えまして、2月上旬までの間で分散参拝していただければと。」