富山県高岡市関本町の国宝瑞龍寺は、31日午後10時から烏瑟沙摩(うすさま)明王と韋駄天(いだてん)の彩色御朱印を授与する。
新型コロナウイルス禍の終息を願い、それぞれ100体を用意した。
瑞龍寺法堂(はっとう)に祭られている烏瑟沙摩明王像は、調査によってかつては極彩色だったことが分かっており、肌の部分に群青色を施すなどした御朱印を用意。同寺大庫裏にある韋駄天像を描いた御朱印には、像の周りに炎をイメージさせる赤のスタンプをあしらう。
御朱印の料金は各300円。法堂の売店で授与し、なくなり次第終了する。
四津谷道宏住職は「新型コロナウイルス終息の願いを込めた。皆様にも威光を感じてもらいたい」と話している。
厨子(ずし)から出して年末まで公開中の烏瑟沙摩明王像は、汚れや悪を焼き尽くし浄化してくれる仏様として、コロナ禍でのご加護を望む声が多いことから、公開をさらに延長する。期間は未定。
例年、31日午後11時半ごろから行っていた参拝者による除夜の鐘は取りやめ、寺の関係者が突く。同日夜の参拝者にはショウガ湯を振る舞う。
引用元:北日本新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9536d6dda5924e04f5463caf544ebc6272521b9