名刀が作られた地とされ、刀剣を題材にしたゲームのファンを中心に参拝が増える京都府八幡市の相槌神社で、郵送による御朱印の授与が人気だ。
新型コロナウイルスで外出が難しくなる中、「参拝できない人も元気付けられれば」と始めたところ、5月だけで申し込みは380件に上った。
遠方のファンに喜ばれているとみられ、予想以上の反響に神社関係者も驚いている。
相槌神社は、境内の井戸水で源氏に伝わってきた名刀「髭切」や「膝丸」が作られたとされる。
2018年秋ごろからSNSを中心に刀剣女子の「聖地」として注目を集め、毎月1日と15日の月次祭で行う御朱印の授与には国内外から多い時には100人以上が参拝に詰めかけていた。
ところが、緊急事態宣言が発令された後の4月15日は2、3人に激減。感染拡大防止のため、5月の授与は取りやめて神事のみとする一方、以前から求める声があった郵送での御朱印の授与を行うことにした。
5月1日分はホームページに一晩で80体(枚)の申し込みがあり、最終的には180体となった。
15日分は2時間程度で160体の申し込みがあり、追加して計220体を郵送授与することになった。
同神社は、参拝が難しい遠方の人がSNSを通じて御朱印を求めているとみる。
郵送で授与する御朱印は祭神印や本宮印は押さず、コロナ収束後に参拝してもらい、無料で押すことにしたという。
高月清子宮司は「参拝したくてもできない人のお役に立てればと思った。
申し込みは、50体くらいかと思っていたのでびっくり。収束してから、ゆっくり印を受けに来ていただければ」と話していた。
引用元:京都新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/fdc447aa3fa3bc3ae26a41924d6cbdebbb1add9a