拝殿の柱にショウブとヨモギの束を取り付ける田中権禰宜(右)ら=射水神社

 5日の端午の節句を前に、高岡市古城の射水神社は4日、ショウブとヨモギを軒先に飾って無病息災を祈願する「菖蒲(しょうぶ)葺(ふ)き」を行った。新型コロナウイルスの感染拡大の終息を願って初めて企画し、平穏が一日も早く訪れることを祈った。

 ショウブには強い香りと薬効があり、古来より邪気や疫病を払うとされてきた。端午の節句は「菖蒲の節句」とも言われ、「菖蒲湯」やショウブの葉を地面に打ち付ける「菖蒲たたき」などの風習がある。

田中天美(たかみつ)権禰宜(ごんねぎ)とみこが、束にしたショウブとヨモギを拝殿の柱に取り付けたり、手水舎(てみずしゃ)の屋根に投げたりした。いずれも高岡古城公園内に自生し、管理事務所から提供を受けた。

古城公園内にこいのぼりを飾り付ける行事を予定していたが、新型コロナの感染拡大で中止になった。田中権禰宜は「今年は寂しい大型連休になったが、子どもの健やかな成長を願う気持ちは変わらない。今回の菖蒲葺きが伝統的な風習を見直すきっかけになればいい」と話した。

 

引用元:北日本新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200504-00000005-kitanihon-l16