大雄院に奉納された写経。コロナウイルス終息を祈願したものが多い=茨城県日立市の天童山大雄院で

 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、茨城県日立市の寺院「天童山大雄院(だいおういん)」は郵送で写経、写仏(しゃぶつ)の奉納を受け付けている。納経の証しである御朱印も返送する。住職の南秀典(しゅうてん)さん(46)は「今は不要不急の外出を控え、終息したらぜひ参拝に訪れてほしい」と話す。【田内隆弘】

大雄院は1470年開山の曹洞宗の寺。今年は開創550年の節目に当たり記念行事を予定していたが、コロナ禍で見合わせている。感染を防ぐため、寺務所の開所時間を短縮し、本堂での法事は人数を制限。参加できない人向けに、動画を配信するなどしている。

大雄院ではこれまで、寺を参拝して納経した人だけに御朱印を出してきたが、感染が急速に拡大していた4月3日から郵送でも対応することにした。ホームページ(HP)などを通じて告知すると、御朱印ファンのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を通じて話題になり、首都圏や大阪、北海道など全国から納経を受けるようになった。ため書きには、コロナウイルス終息を祈願したものも多いという。

郵送による納経を発案した住職の妻利恵さん(31)は「ストレスや不安を抱えている人も多いと思うが、集中することで発散してもらえれば」と話す。実際に「写経で心が軽くなった」「寺を訪れたい」といった反応があったという。

御朱印は、御朱印帳に書き込む「直書き」のほか、すでに半紙に書いてある「書き置き」として、寺を守っていると伝わる明力天狗(てんぐ)を描いたものと、境内に咲く固有種「大雄院八重桜」を描いた季節限定のものがある。

申し込みは大雄院のHP(http://www.daiouin.net)から。納経料、送料などの詳細もHPで確認できる。

 

引用元:毎日新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200503-00000017-mai-soci