神代より続く古社
外出できない今だから、おうちで絶景ハイキングコースをたどる「行ったつもりツアー」を提案。<※情報は発売中の「関西の山登り&ハイキング」より>
天照大神、豊受大神がこの地から伊勢へ還されたことより元伊勢と呼ばれる元伊勢 籠神社(もといせ このじんじゃ)。この丹後随一のパワースポットへは、天橋立を渡って行くことができる。
その昔、天の伊射奈岐大神(いざなぎのおおかみ)が、地上の伊射奈美大神(いざなみのおおかみ)に会うためにかけたはしごが倒れたのが天橋立と伝わる。愛のかけ橋と信仰されてきた天橋立を渡れば、ご利益も倍増。
■「元伊勢」とは?
伊勢神宮の皇大神宮(内宮・こうたいじんぐう)、豊受大神宮(外宮)が現在の地へ遷る前に祀られていた伝承を持つ神社。 全国で20数か所とされるが、 天照大神・豊受大神の二神の「元伊勢」と言われるのは、この籠神社だけ。
■1「天橋立」白砂青松の日本三景の一つ
宮城の松島、広島の宮島と並ぶ日本三景の一つ。文珠側から一の宮側まで歩いて渡ることも可能で、白砂青松の松並木ハイクを楽しめる。天橋立内はトイレなども充実している。
■2「元伊勢 籠神社」お伊勢さんのふるさとを参拝
丹後一の格式を誇る古社。伊勢神宮と同様の神明造りで、本殿の高欄上に祀られる五色の座玉は、伊勢神宮とここだけという貴重なもの。 神門前の石造狛犬は鎌倉時代の名作で、重要文化財に指定されている。
天橋立に出現した狛犬の脚に、剣豪・岩見重太郎がひと太刀浴びせたという伝承があり、向かって右側の狛犬にはその時の刀傷が残る。
■3「真名井(まない)神社」豊受大神を祀る森の中の古社
古代丹後の最高神で、五穀豊穣の豊受大神を祀る元伊勢 籠神社の奥宮。境内のご神水「天の真名井の水」は過去を浄化し曇りをはらうとされ、多くの人が訪れる。
鳥居の両わきには狛龍が鎮座している。龍神は豊受大神の使いとされ、龍神信仰発祥の地とも言われる。
※今は風景を家で楽しみ、不要不急の外出は控えましょう
引用元:ウォーカープラス
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200502-01001677-tkwalk-life