県南地方を代表する夏祭り・八戸三社大祭にも新型コロナウイルスの影響が及びました。
ことしは神社の祭典のみを行い祭りの呼び物となっている山車の運行や展示を断念します。
★八戸三社大祭運営委員会 塚原隆市会長
「三社大祭の開催に関しましては規模を縮小いたしまして神社、山車行列および山車の展示を取り止めまして神社にて祭典のみの祭りとさせて頂きたいと思います」
ことしの八戸三社大祭は青森ねぶた祭や弘前ねぷたまつりのように完全な中止ではなく「規模縮小」が発表されました。
八戸三社大祭は市内3つの神社の氏子などが制作した豪華絢爛な27台の山車が練り歩く夏祭りでことしが300回目の節目の年です。
3つの神社の神事は規模を縮小し祭典のみが行われます。
ただ呼び物の山車の運行や展示、騎馬打毬などの行事は全て取り止めることになりました。
★八戸三社大祭運営委員会 塚原隆市会長
「これはやはり安全というものを最優先に考えていますので非常に残念だと私自身も思っていますけれどもこの結論は市民の方にもご理解いただけると思っております」
★八戸市民は…
「八戸といえば三社大祭という感じがするのでちょっと残念かなとは思います」
「仕方がないと言えば仕方ないよね」
「腕をもぎ取られたような感じです 心の中は風が吹きすさむ感じで本当に」
山車組の責任者は決定を冷静に受け止めました。
★淀山車組 大野素敬さん
「これから伝統を継承していく上で致し方ない決断だったと思います 来年はもう盛大にことしできなかった分をですね発散してお祭りをやりたいなと思っています」
年間120万人の見物客が訪れる八戸三社大祭。
八戸市の小林市長は「決断を尊重し市としてどのような支援ができるかを検討します」とコメントしています。
引用元:青森放送
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200417-00000552-rab-l02