能登比咩神社の「三番叟」初の中止 中能登町無形文化財 藩政期から継続

中能登町能登部下の能登比咩神社で19日に行われる予定だった町無形民俗文化財「三番叟(さんばそう)」が中止となった。

藩政期から続くとされる伝統行事で同神社によると、中止は初めてとなる。

町内で新型コロナウイルスの感染者が確認されたことを受け、8日夜に同神社の役員会が開かれ、感染拡大を防ぐため中止を決めた。当日は神事のみ行う。

三番叟は同神社の春祭りの一幕で、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る舞。

地元の小中学生から選ばれた一人が舞い手を務め、田植えや収穫など農作業を模した振り付けを披露する。

当初は獅子舞やみこしを取りやめ、三番叟は例年通り実施する予定だった。

舞い手の子どもは既に練習を始めていたが、5日に町民の感染が判明し、急きょ方針を変えた。

能登部清房宮司(64)は三番叟は例年、拝殿に多くの人が集まるとし「密接、密集、密閉に当てはまり、感染リスクは避けられない。

残念だが、中止はやむを得ない」と話した。

 

引用元:北國新聞社
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200410-00847542-hokkoku-l17

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