常設展示が始まった利家の制札と、寿福院仕様の御朱印

羽咋市の日蓮宗本山妙成寺は、後に加賀藩を築いた前田利家が1582(天正10)年に寺へ出した命令を書いた木札「制札」の特別展示を始めた。

妙成寺は、利家の側室で3代藩主利常の母である寿福院の菩提寺(ぼだいじ)で、寿福院生誕450年に当たる今年は、4月から御朱印も寿福院仕様に改める。

市指定文化財「妙成寺古文書・典籍類」の一つである制札は縦35センチ、横33センチ。竹林、山林の伐採や、往来する人をみだりに寺に入れることを禁ずる内容で、利家のサイン「花押」がある。

受付・事務棟のある法喜堂に初めて常設展示した。

制札を出した当時、利家は七尾を拠点とする能登の大名だった。

県立歴史博物館の北春千代学芸主幹は「利家が妙成寺を大事にしていた一つの証し」と資料的な価値を評価する。

4月1日から1年間限定の御朱印には、寿福院が用いた家紋「松皮菱」の印が押される。

信仰心があつかった寿福院は、重要文化財の五重塔の建立を発願するなど、寺の中興の祖とされる。大森教生企画部長は「妙成寺や寿福院を多くの人に知っていただくきっかけにしたい」と話した。

 

引用元:北國新聞社
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200330-00843414-hokkoku-l17