献上物を手に市街地を練り歩く男衆=7日午前0時すぎ、輪島市河井町

 輪島市河井町の重蔵神社に伝わる石川県無形民俗文化財「如月(きさらぎ)祭」の献備(けんび)式は7日、同町で営まれた。白い紙で口元を覆った紋付き袴(はかま)姿の男衆が、低い掛け声と下駄の音を響かせながら、暗闇の中を進み、五穀豊穣を願った。

 午前0時、祭りに奉仕する数え年47、48歳の古当(こうとう)組「子丑松友会」の会員ら約20人が、神社に奉納する赤米や鏡餅などを手に、今年の当屋の木村隆明会長(47)が経営する「やぶ朝市店」を出発した。一行は「オー、オー」と声を合わせて市街地を練り歩いた。

 神社境内に入ると、御供米(ごくまい)が入った大飯櫃(めしびつ)を背負った人は後ろ向きに進み、献上物を拝殿に届けた。会員は拝殿で「輪島まだら」を唱和し、「伊勢音頭」を歌いながら当屋へ戻った。

 7日夕には、来年の祭礼に奉仕する男衆に神具などを引き継ぐ御当(おとう)神様渡しが行われ、1週間の神事を終える。

 

引用元:北國新聞社
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200307-00835535-hokkoku-l17