マスクを着用し、モスクで祈りをささげるイスラム教徒=2月28日、愛知県津島市

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、各地の寺院や教会、モスクで疫病の終息祈願が行われている。

 「病気の恐怖に負けないように」。感染症の封じ込めに「神頼み」は通じるか。

弥彦神社(新潟県弥彦村)は1日、地元観光協会の依頼を受け、新型ウイルスの沈静と感染者の早期回復の祈願を始めた。感染症が終息するまで毎朝、疫病退散の祝詞を読み上げる。担当者は「疫病退散の祈願は江戸時代にも行われるなど、古くからそういう力があると信じられてきた。御利益によって一刻も早い終息につながれば」と話した。

疫病終息の願いは、宗派を問わない。イスラム教徒団体「日本アハマディア・ムスリム協会」のモスク(愛知県津島市)でも信徒らが祈りをささげる。パキスタン出身のアニース・アハマド主任宣教師(41)は「私たちが身を守るための最大の防具は純粋な祈りです」と日本語とウルドゥー語で呼び掛けた。

カトリック住吉教会(神戸市)でも先月9日、ミサで祈りがささげられた。エマニュエル・ポポン司祭(40)は「中国やクルーズ船の人など世界中の人が病気の恐怖に負けないようにお祈りした」と話した。

大勢の人が参拝する宗教施設は、感染の拡大防止にも神経をとがらせる。大国霊神社(東京都府中市)は、朱印帳への記帳を休止。皆中稲荷神社(新宿区)は、不特定多数の人が触れる手水舎、鈴緒について「当面の間、ご利用を控えさせていただく」としている。

 

引用元:時事通信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200304-00000061-jij-soci