立石寺根本中堂の不滅の法灯・庄内町の飛龍伝説も 東京パラリンピックの聖火リレー・35市町村で「採火」

東京パラリンピックの大会組織委員会は6日、8月に行われる聖火リレーの詳細を公表した。

全国の700超の市町村で聖火の火を採る「採火」が行われる。

山形県内では8月13日から17日にかけて、35市町村全てで採火が行われ、関係者からは喜びの声が聞かれた。

山形市の採火の会場となるのは国の重要文化財・立石寺の根本中堂。本尊の前に灯り続ける「不滅の法灯」から火が採られる。

天台宗の本山・比叡山延暦寺から分けられた法灯は、「開山以来途絶えたことがない」と言い伝えられている。

清原正田住職は「聖火にこの火を使ってもらえることは大変名誉だと」と喜びを語ってくれた。

(清原正田住職)
「大いに盛り上がってほしい。これは世の中を照らす法の灯りとして伝教大師が点けたものなので、趣旨からいっても大変合っていると思う」

飛龍伝説にちなんだ「夏宵まつり」

一方、庄内町では地元に伝わる「飛龍伝説」をモチーフに火を採る。

飛龍伝説は、庄内町深川の「金沼神社」の沼に1頭の龍が棲んでいたとされるもので、いけにえとして差し出された村娘が経を読むと荒くれ物の龍が心を改め、その後多くの人を救ったと言い伝えられている。

毎年8月この伝説にちなんだ「夏宵まつり」が開かれていて、祭りに登場する全長50メートルの龍の口から炎を吹かせ、採火する計画。

庄内町での採火は成人式が行われる8月15日で、門出を祝って新成人が採火に参加するという。

庄内町社会教育課は「熱意や希望を龍が吐く炎とともに送り出し、町一丸となってパラリンピックを盛り上げたい」としている。

35市町村で採った火は8月17日に1カ所に集められ、その後聖火リレーに届けられるという。

 

引用元:さくらんぼテレビ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200208-00010000-sakuranbo-l06

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