薄く雪の積もった参道の脇に、間隔を空けて設置された雪灯籠
山形県米沢市の上杉神社境内など松が岬公園一帯を会場に8、9の両日開かれる冬の風物詩「上杉雪灯篭まつり」は7日夜、プレ点灯を行った。
暖冬の影響で、数日前からの雪が、境内をうっすらと白く包む程度の雪化粧。所々アスファルトがのぞく夜の歩道を、ろうそくの淡い明かりが照らし出した。
参道などに並べられた高さ約2メートルの雪灯籠は計43基。
最近まで会場周辺に全く雪がない状態だったため、10トントラック75台分の雪を山から搬入してまつりに備えた。
当初の予定は188基で、43回目にして過去最少規模。
まつり全体も雪ぼんぼりや創作雪像コンテストなど恒例行事が中止され、コンパクトな内容になった。
近所に住むという主婦は「かなり寂しい灯籠の数だけど、これを見るとやっぱり何となくほっとするわね」と話していた。
引用元:河北新報
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200208-00000012-khks-soci