御朱印ならぬ御城印が静かなブームです。

神社仏閣に御朱印があるなら、城に御城印があってもいいじゃないかというわけです。

何しろ、その圧倒的な存在感。石垣があり堀があり、複雑に組み合わされた屋根がある。

戦闘の拠点としての必然なのか、権威を示すための装飾なのか、いずれにしても日常にはあり得ないフォルム。

そこには数百年という時が横たわっているわけです。

そんな日本の城。数あるなかでも祝日の13日に、ここを選んだ人はなかなかのマニア。何にもない…。

いや、むしろそれが良いというのです。見えないものを見ようとする城跡萌えの人。もちろん、本当に何もないわけではありません。

静岡県島田市にある諏訪原城の跡。戦国武将・武田勝頼の築城で、建物は残っていませんが、人馬の出入り口「馬出」の外側に防御のために築いた半月形の三日月堀がきれいに残っています。

来場者:「子どもも多分、天守閣があった方が喜ぶが、私も好きなので」「(Q.昔の話は好き?)…(うなずく)」

こんな子どもたちのために訪問の記憶をとどめる御城印はわざわざガチャガチャで買う方式にしました。

11日と12日の2日間で120枚近くが売れたとか。他に半円形の馬出を擬人化したようなクリアファイルも販売中。

同じ静岡県内にある名城として名高い掛川城でも御城印が人気です。1994年、日本で初めて木造で復元した天守閣は街のシンボル。

想像力に頼らずとも目の前にそびえています。

御城印は御朱印と違い、すでに印刷済みのものが多く、御朱印帳のように記憶を蓄積するには工夫が必要ですがこの人のやり方は…。

来場者:「こういうフォルダーにね、入れているんですけどね」「(Q.何カ所くらい行っている?)50くらい」

この人に至っては…。

来場者:「死ぬ時に御朱印と一緒で、このまま一緒に棺おけに入れてもらおうと思って」

城が、こうした形で観光資源になっている令和2年。さすがの戦国武将たちも予想できなかったはずです。

 

引用元:テレビ朝日系(ANN)
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20200113-00000051-ann-soci