8つの頭と尾を持つ怪物、八岐大蛇(やまたのおろち)を退治し、日本神話の「スーパーヒーロー」として知られるスサノオノミコトを主祭神にする神社が高崎市にある。貞観11(869)年創建の進雄(すさのお)神社だ。
もともとは「天王宮」という社号だったが、明治期の神仏分離で改称された。
「進雄は神道辞典に書かれてあり、退くことなく雄大に進むという思いが込められていた」と第27代宮司の高井正文さん(70)が教えてくれた。
スサノオノミコトの表記は「古事記」や「日本書紀」、「出雲国風土記」などに「建速須佐之男命」や「素戔鳴尊」など複数あるが、この神社では「速須佐之男命」としている。
神社の御朱印では、八岐大蛇と戦うシーンがデザインされており、インターネット上には「何気にかっこいい」という感想も見られる。
ご多分に漏れず、ここにも御朱印ブームが押し寄せている。
「数年前は月に10人程度が御朱印を求めたが、今では土日だけでも30~40人を数えるようになった」と高井さん。
年齢層も幅広く、「本当に国民的な関心事になっていると実感する。
御朱印が縁で神様とつながることはすばらしいことだと思う」。
緑豊かな神域と長い歴史を持ちながら、
平成28年には、創建1150年を迎えるのを記念して境内のバリアフリー化に取り組んだ。拝殿前などにスロープや手すりを設置。
多機能トイレやベビールームも新設した。
「神社は心のよりどころ。心安らかに尊い神様をお参りしてもらう所」と考える高井さん。
「だからこそ、参拝者の気持ちをくんで、時代の趨勢(すうせい)に沿った対応をしていかなければならない」。
そんな思いを強くしている。
【メモ】 高崎市柴崎町801。
JR高崎駅東口、関越自動車道高崎インターチェンジ(IC)からそれぞれ約4キロ。
150台を収容できる駐車場がある。御朱印記帳の代金は300円。
【問】027・352・1839
引用元:産経新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200128-00000013-san-l10