伊勢山皇大神宮・鶴岡八幡宮 令和初の正月 神奈川各地で初詣にぎわう

健康や仕事、家内安全といった思いを込める参拝客ら=2日午後、横浜市西区の伊勢山皇大神宮

令和になって初めて迎えた正月、神奈川県内各地の神社や寺は大勢の初詣客でにぎわった。

1、2日は好天にも恵まれ、県内外から訪れた家族連れらが1年の無病息災や家内安全、商売繁盛を祈願。

それぞれ新たな気持ちで2020年のスタートを切った。

◆節目の年、参拝客続々 横浜・伊勢山皇大神宮

今年が創建150周年に当たる伊勢山皇大神宮(横浜市西区)には、2日も数多くの参拝客が訪れた。

節目の年とあって例年より参拝客が多く、三が日だけで45万人ほどの人出を見込んでいるという。

伊勢山皇大神宮が現在の場所で創建されたのは1870(明治3)年のこと。

今年は盛大な奉祝祭を予定しており、5月15日には新しい本殿で神事を、17日には横浜みなとみらい21(MM21)地区の臨港パークまで神輿(みこし)を担ぎ出し、海風の中で流鏑馬(やぶさめ)を行うという。

2日、家族と初詣に訪れた会社員の男性(40)=横浜市磯子区=は「今年は二十歳になる娘が海外から戻って来る。

また家族一堂で円満に過ごしたいものです」と笑顔。

30年ほど前から毎年新年に参拝しているという会社員の男性(56)=同市保土ケ谷区=は「景気も芳しくないので、仕事と健康をお祈りしました」と話した。

宮司代務者の阿久津裕司さんは「昨年は台風など自然災害も多かった。

今年が穏やかな年でありますよう願ってやみません」と祈っていた。

◆新たな年に願い込め 鎌倉・鶴岡八幡宮

鎌倉市雪ノ下の鶴岡八幡宮には、年明けとともに大勢の参拝客が初詣に訪れた。

老若男女が新たな年の平穏や幸運を願い、手を合わせた。

正月三が日に毎年約250万人が訪れる県内屈指の初詣スポット。

大みそかの31日夜も、大勢の人たちが列を作って新年を待った。

今夏の東京五輪では聖火リレーのコースに組み込まれ、日本文化の発信地にもなる。

青空が広がった2日、本殿へと続く大石段をはじめ、境内には参拝客の長蛇の列ができた。

参拝を終えた人たちは、開運を願う縁起物「破魔矢」や今年の干支(えと)のネズミが描かれた絵馬などを買い求めていた。

逗子市から親子3代で訪れた小池冨美子さん(84)は「今年1年、健康で、長生きできるようにと願った。

また来年も、ここに家族で初詣に来られますように」とほほえんだ。

一緒に参拝した家族は、長男の大学受験の合格祈願がかなった昨年のお礼をしたと話していた。

 

引用元:カナロコ by 神奈川新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200103-00000004-kana-l14

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