石川護国神社や尾山神社、金澤神社など22の寺社が「神社仏閣カード」の授与を始める。
カードの表には各寺社の風景や宝の写真が掲載され、裏には歴史や見どころを記した。
カードは子どもに人気のトレーディングカードと同じサイズで、巡って集めて楽しい「令和の御朱印」として、若い世代が神社仏閣に関心を持つきっかけにする。
カードは縦8・8センチ、横6・3センチで、寺社の御利益のチャートや系統、宗派、祭神、本尊が記載されている。
寺社ごとに異なる三つの図柄があり、このうち一つは豪華なデザインのレアカードとなっている。開封までどのカードが当たるか分からない。
金澤神社の厚見匡史権(ごん)禰(ね)宜(ぎ)(29)が音頭を取り、金沢市内では石川護国神社、尾山神社など13社、長久寺、天徳院、眞長寺など8寺、加賀市の愛染寺が参加する。
金澤神社のカードは、拝殿の天井に描かれた金運と災難よけの神「白蛇龍神(はくじゃりゅうじん)」などの写真を掲載した。中秋の名月の日に社殿の屋根にある鳳凰(ほうおう)の像と満月が重なる風景の写真がレアカードとなる。
厚見権禰宜は「カードをきっかけに、たくさんの人に地元の寺社を深く知ってもらいたい」と話した。