今回井戸を掘ったのは、徳川家康の江戸開府(1603年)以前から、新宿の総鎮守として重要な位置を占めており、現在では毎年11月に行われる「酉の市」でもおなじみ!

新宿にある「花園神社」だ。

そこで「テレ東プラス」では、花園神社に掘られた井戸のお披露目会に潜入。

プロジェクト関係者に井戸誕生にまつわる秘話を聞いた。

新たな井戸が掘られたのは、花園神社境内にある「芸能浅間神社」。

井戸が現れた瞬間、「おーっ!」とギャラリーからは大きな歓声が!

さっそく花園神社の宮司・片山さんがハンドルを押すと、勢いよく清らかな水が飛び出す。

およそ75年の歳月を経て、令和の新時代に花園神社の井戸が完全復活した。

お披露目会の後、第1弾、第2弾の「井戸掘りプロジェクト」を手掛けた(株)ファイブスターコーポレーション・深沢勉代表を直撃。

新宿に井戸を掘る大プロジェクトについて、話を伺った。

千葉の台風の際も、自宅に井戸を掘ったお客様から“助かった”という声をいただきました

――完成に至るまでのご苦労があったら教えてください。

「新宿だから水が出るかどうか、半信半疑でのスタートでした。地下街があり、地下鉄や高速道路も走っているので“もしかしたらダメかも…”と。なので、試し掘りをして水が出てきた時は“よっしゃ!”となりましたね。番組を見ていただいた方は分かると思いますが、こういった井戸は機械ではなく、すべて手で掘るのでかなりの重労働なのです。今回1カ所だけ、地盤が固くスコップで掘ることができないところがあったので、削岩機を使用しました。地盤がどうなっているのかも実際に掘り進めてみないとわからないので…」

――深沢さんご自身も無事に完成して、感動もひとしおですね。

「“新宿でも水が出て溜まるんだ!”と感動しましたね。井戸は8mほど掘って、今現在、水が4m(約3.5トン)溜まっています。電動ポンプだと災害の時に停電すると使えなくなってしまうので、手押しポンプ式の井戸が本当に役立ちます。先の千葉の台風の際も、自宅に井戸を掘ったお客様から“助かった”という声をいただきました。将来的な備えとして、井戸がいかに役立つか…知っていただけたら嬉しいですね」

続いて、新宿「花園神社」八代目宮司を務める片山裕司さんにもお話を伺った。

新しく、神社の“宝“を作っていただいた…そう思っています

――まず、今回の井戸をご覧になったご感想からお聞かせください。

「実は息子と一緒に前回の『六本木に井戸を掘る!』の放送を拝見しておりまして、“都会のど真ん中に井戸を掘って、きれいな水が出る。これはいいね”と話していました。想像をはるかに超えた素晴らしい井戸で、お願いしてよかったですし、“これこそ花園大神様のお導きだ”と思いました」

――戦前は境内に井戸があったと伺いました。

「昭和20年5月の空襲で、花園神社は焼け野原になってしまいましたが、それまでは境内に井戸があったと聞いています。新しい令和の時代に新しい井戸を掘っていただいたということもお導きですね」

――花園神社は災害時の一時集合場所になっています。そこに水源があるということは、とても心強いですよね。

「花園神社は広域避難所に行く際の一時集合場所です。当社は常時開放されており、人の出入りは自由です。災害時に人が集まった時、水さえあれば緊急物資の届くまでの2、3日を過ごすことが出来ると思います」

――日本が平和な時は、新たな観光地として注目されるかもしれません。

「新しい神社の“宝“を作っていただいた、と思っています。芸能浅間神社の中心から見て東が吉方だったので、井戸の場所はそこに決定しました。今後は、真後ろに水神社を造り、水の神様をお祀りし、日々井戸水に感謝できるようにしていきたいです」

近年、災害時の水源として見直されている井戸。

今後は地域の人々を助ける大切な水源として、また都内有数のパワースポットである花園神社の新たな目玉として、きっと注目されるに違いない。

井戸掘りが令和の新しいムーブメントになるかもしれない!

引用元:テレ東プラス
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191211-00010003-tvtplus-life