熊本地震で被災した金峰山神社、本殿など再建へ 工事の安全祈願

金峰山神社の安全祈願祭で、地鎮の舞を披露する井上宣重さん(中央)=熊本市西区

熊本市西区の金峰山神社で15日、熊本地震で被災し解体した本殿と拝殿を再建する安全祈願祭があった。

拝殿は2021年2月、本殿は翌年2月ごろにそれぞれ完成する。

金峰山山頂にある神社は、平安時代に淳和[じゅんな]天皇が奈良の金峰山蔵王権現を祭ったことが始まりとされる。

現在は金山毘古[ひこ]と金山毘売[ひめ]、安閑天皇が祭神。

1948年に建立された本殿と拝殿はすでに解体。ご神体は境内にある仮の拝殿に移された。

再建費用は約9500万円で、寄付を募っている。

祈願祭には氏子ら16人が参列。神事では地鎮の舞や鎌入れなどをして工事の安全を祈った。

当初は40人ほどが参列予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で規模を縮小した。

井上宣道宮司(81)は「地震の後は新型コロナに襲われている。一人一人体に気を付けてほしい」と参加者を気遣った。

加藤神社の権禰宜[ごんねぎ]で、舞を披露した井上宣重さん(45)は「再建後は多くの参拝客に訪れてもらい、末永く見守っていただきたい」。

 

引用元:熊本日日新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200416-00000004-kumanichi-l43

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