出雲大社をはじめ神話の舞台となった5つの神社をめぐり、良縁を神だのみ。

 “美人の湯”と呼ばれる玉造温泉や湯の川温泉にどっぷり浸かり、美肌県グランプリ1位の実力にあやかる。

出雲路の恩恵をたっぷりいただく、女子のしあわせ満開3日間コースをご案内!

3日目は、日本神話の英雄、素戔嗚尊(すさのおのみこと)の御霊を祀る唯一の神社、須佐神社へ。

美味しい発見に歓喜し、森の中の滝で憩い、強力パワスポでハッピーも満タンに。

2泊3日の締めくくりは、喧噪から離れてリラックスモードで過ごしましょう。

酒米や酵母、貯蔵の仕方で多彩な味わいが楽しめる。

9:00 アーケード街の酒蔵で 生まれた地酒を嗜む

 出雲市駅のアーケード商店街の一角にある、明治2年創業の「旭日酒造」。

 大正15年に建てられた酒蔵に住み着いている酵母の力を生かし、出雲の山間部や奥出雲の酒米と、出雲北部の北山の湧き水を仕込水として使った「生もと造り」にこだわっている。

まさに生き物である酵母が相手ゆえ、味わいも個性的な地酒ばかりだ。

メインの銘柄「十旭日(じゅうじあさひ)」に加え、出雲大社の大国主命(おおくにぬしのみこと)のまたの名である銘柄「八千矛(やちほこ)」も老舗酒蔵から引き継ぎ、守っている。

酵母の香りが立ち込める酒蔵の見学や、試飲をすることもできる。搾りたての新酒や定番酒、生もと造りの酒など、味くらべが楽しい。

旭日酒造有限会社

所在地 島根県出雲市今市町662電話番号 0853-21-0039営業時間 10:00~19:00定休日 不定休http://jujiasahi.co.jp/

島根県の重要文化財に指定されているご本殿。敷地内には七不思議がちりばめられている。

10:30 ひっそりと森にたたずむ、日本一のパワースポット

 島根県中部を流れる神戸川の支流、須佐川のほとりにたたずむ須佐神社。日本神話の英雄、素戔嗚尊(すさのおのみこと)ゆかりの神社は数あれど、ココこそが、御霊を祀る唯一の神社だ。

 須佐之男命が全国を歩いた末、「この国は小さい国だがよい国だ。自分の名前は岩木ではなく土地につけよう」(『出雲国風土記』より)と、終焉の地として選んだという。

現在の建物は天文23年(1554)の修築したものに改修を幾度となく加えたもの。大社造りのご本殿は県指定文化財となっている。元応2年(1320)と伝える古図によると、往時は現在の4倍ほどの規模を誇る豪壮なものだったそうだ。境内には樹齢1300年とされる杉の大樹がそびえ、現在の宮司は78代目という、気が遠くなるほどの古社だ。

ご本殿から小川を挟んだ社には、素戔嗚尊がヤマタノオロチから救った妻の稲田比売命とその両親、そしてオロチ退治に活躍した4柱の神々も祀られている。素戔嗚尊が愛する家族や仲間と一緒にここにいると思うと、不思議と心安らかな気持ちに満たされる。

ちなみにスピリチュアリストの江原啓之さんも著書の中で、須佐神社を個人的に日本一のパワースポットとおすすめしているそう。ご利益は良縁、子孫繁栄、家内安全、諸障退散など。

須佐神社

所在地 島根県出雲市佐田町須佐730電話番号 0853-84-0605http://www.susa-jinja.jp/

雄滝にも源頼朝の名馬「池月」の伝説が残されている。

11:20 滝の裏側に回って深呼吸、マイナスイオンたっぷり!

 島根県南東部、雲南市。県道39号線の狭い駐車スペースから、山峡の小道を下ること約10分。

 樹齢400年とされる大杉のトンネルを抜けた先にあるのが、落差40メートルの雄滝(おだき)。近くの雌滝(めだき)と合わせて、「日本の滝100選」にも選ばれている中国地方随一の名瀑、龍頭が滝(りゅうずがたき)だ。竜頭八重滝県立自然公園の一部でもある。

たっぷりの水量から飛び散る水しぶきがミストのようにあたりを潤し、滝のふもとには虹がかかっている。岩を覆うシダ類はしっとりと濡れ、鮮烈な緑。

見上げると、滝の上部だけ木々がなく、ぽっかりと開けた空から太陽の日差しが降り注ぐ。

雄滝は岩をよじのぼると、「裏見の滝」と呼ばれる、滝の裏側に回ることができる。流れ落ちる滝の轟音で満たされた裏側にはちょっとした岩窟があり、滝観音も祀られている。

水のカーテン越しに見る森は、先ほどまでいた森とは違う世界に見えるから不思議だ。

しばし喧噪を忘れて、滝を愛で、川遊びをし、緑に憩う。車でしか行けないため、ひとり占めにできるチャンスも大だ。

龍頭ヶ滝

所在地 島根県雲南市掛合町松笠

ぶどう畑に囲まれたレストラン&カフェ。

12:40 ぶどう畑を見渡す 丘の上の地産地消レストラン

 雲南市の山間部、うねるような緑の丘を一望にする高台のワイナリー「奥出雲葡萄園」でランチ。

 「symbiosis(共生)」をポリシーとするコチラのメニューは、地元で収穫されたたっぷりの野菜や肉を使用。

たとえば、10種ほどの野菜が入った冷製ガスパッチョに、焼きナスのマリネ、島根豚のコンフィにバジルのリゾットが入ったアランチーノなど、彩りも美しい料理がワンプレートに。

フルハイトの窓から望む眺望も、美味しさを増幅させるスパイスとなっている。

ワイナリーとしての歴史は20年あまり。和食と合うワインをと、シャルドネを中心に使用。年間5万本しか生産できず、引き合いは多くとも、なかなか入手困難のワインだ。

なかでも超希少なのは、山ぶどう交配品種「小公子」で作るワイン。オンラインでの予約販売ながら、激戦だ。

奥出雲葡萄園

所在地 島根県雲南市木次町寺領2273-1電話番号 0854-42-3480、レストラン予約は0854-42-2911営業時間 10:00~17:00、ランチ11:30~14:00(L.O.)定休日 火曜(祝日の場合は翌日)https://okuizumo.com/

自らの重さのみで、ゆっくり時間をかけて抽出。搾りかすは飼料として再利用。

14:00 奥出雲の気候が育てた 古式醸造の醤油づくりを見学

 創業180年、昔ながらの寒仕込みの古式醸造をかたくなに守る「紅梅しょうゆ」。

 寒い時期に冷たい塩水で麹を仕込み、四季で移ろう温度変化をたよりに約1年間、醸造する。もろみを蒸気など人為的に加熱することなく、奥出雲の自然が育てた“きあげ醤油”だ。

さらに年数を重ねて仕込む“再仕込み製法”は、色も旨みも濃厚だ。

自社仕込みのもろみを使い、再仕込み製法で作られた醤油のラインアップのうち、おすすめは「ご縁醤(ごえんびしお)」。隠岐の海士町の塩と、島根県産の大豆を使い、木桶仕込みの深い味わいと、芳醇な香りが特徴だ。

また、紅梅しょうゆでは、醤油作りの見学もOK。大きな木桶が並ぶ蔵で、長い櫂棒を操ってもろみをかき混ぜる体験はユニーク。

記念品として贈呈される、自重だけで搾り、フィルターを通さずに生きた麹の入った、いわゆる“ヴィンテージ”な「三年寝たで」も貴重だ(所要時間1時間30分、1000円)。

紅梅しょうゆ

所在地 島根県雲南市三刀屋町三刀屋1051-1電話番号 0854-45-2507、0120-002363営業時間 8:30~17:30http://kobai-shoyu.shop-pro.jp/

風情のある露天風呂と内風呂もある「ひかわ美人の湯」

15:30 日帰りで 日本三大美人の湯に浸かる

 三方を山で囲まれたのどかな風情の「湯の川温泉」は、“日本三大美人の湯”のひとつ。

 泉質は、お肌にうるおいとハリが期待できるナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉。神話のなかでも、大国主大命(おおくにぬしおおかみ)に恋心を抱いて出雲を訪れた八上姫がこの温泉に浸かってさらに美しくなったとか。

温泉旅館でゆっくり湯あみするもよし、日帰りで気軽にお湯を楽しむもよし。出雲空港から車で10分足らずの立地なので、パパッと入って帰路につくのもアリ。

日帰り温泉「ひかわ美人の湯」は、源泉かけ流し。旅情たっぷりの露天風呂や内風呂、湯上がりどころも充実している。

ひかわ美人の湯

所在地 島根県出雲市斐川町学頭3646-1電話番号 0853-72-5526営業時間 10:00~21:30(最終受付21:00)入浴料 大人(高校生以上65歳未満)600円http://www.mishimane.co.jp/

三段重の割子そば(825円)。「お腹いっぱいで入らない」と思ったけれど、ペロリ。

17:00 〆は名物の出雲そば!

 築200年もの古民家を利用した、手打ちそば・うどんの名店「鶴華 波積屋」。

 数あるメニューの中でも味わいたいのは、割子そば。そばの実を芯から甘皮まで石臼で挽いた全粒粉“挽きぐるみ”なので、色も風味も濃厚。

さらにそばの香りを引き立てるべく手打ちにこだわり、つゆは木桶しょうゆを厳選。だしも、返しも、昔ながらの無添加だ。

食べ方も独特。三段重ねの“割子そば”は、かつおぶしやねぎ、大根おろし、海苔などの薬味をそばの上にのせ、温かいつゆを直接かけていただく。香りを楽しむために、つゆをかけすぎないのがポイントだ。

出雲空港から車で5分。名物・出雲そばを堪能して、出雲路をコンプリート!

鶴華 波積屋

所在地 島根県出雲市斐川町沖洲1630電話番号 0853-72-0770営業時間 11:00~17:30(L.O.17:00)取材協力:島根県観光振興課しまね観光ナビhttps://www.kankou-shimane.com/

 

引用元:CREA WEB
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200407-10025807-creaweb-life&p=1