先週、国の文化審議会は、ユネスコ無形文化遺産への提案候補に全国各地に伝わる民族芸能「風流踊」を選びました。
この中には、五ヶ瀬町に伝わる「荒踊」も含まれていて、地元では期待が高まっています。
風流踊は歌や笛、太鼓などにあわせて踊る民俗芸能で、豊作祈願や死者供養などを目的として各地で伝承されています。
五ヶ瀬町の三ケ所地区の荒踊は、400年以上前から伝わるもので、行列体形の勇壮活発な踊りと円陣体形の優雅で静かな踊りを組み合わせた構成となっていて、国の重要無形文化財にも指定されています。
今回、国の文化審議会は、ユネスコの無形文化遺産への登録をめざす国内候補に、五ヶ瀬町の「荒踊」を含む全国37件の「風流踊」を選びました。
23都府県にまたがる37件をまとめて一つの遺産とみなし提案します。
(三ケ所神社・原賢一郎宮司)「神楽とか風流は、神事芸能なんです。信仰の力によって支えられ伝承してきた、風流の踊りとしての価値を認められる訳ですが、それだけに留まらず、この山村に暮らす皆さんの郷土愛などが高揚するのでは」
3月中に政府がユネスコに申請書を提出し、2022年の11月ごろ登録の可否がユネスコの政府間委員会で審査される見通しです。
引用元:MRT宮崎放送
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200224-00010004-mrt-l45