喜多方・熊野神社 12世紀造立「薬師如来坐像」県重文指定へ 、

木造薬師如来坐像=熊野神社(喜多方市)

県文化財保護審議会は31日、県の重要文化財(彫刻)に熊野神社(喜多方市)の木造薬師如来坐像附木造十二神将立像を新規指定し、指定済みの重要文化財(絵画)、天然記念物の各1件を追加指定・名称変更するよう県教委に答申した。

県教委が7日の定例会で決定し、今月下旬に指定する見通し。

木造薬師如来坐像は平安時代後期の12世紀に会津地方で造立されたと考えられる。

京都で流行していた定朝様の優美で穏やかな造形の影響を忠実に受け継いでいることから、平安時代の会津では仏像彫刻の水準が高かったことがうかがえる。

木造十二神将立像は附(つけたり)指定で、薬師如来像とともに伝えられた平安時代の遺品は県内では皆無に等しいほど珍しい。

 

引用元:福島民友新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200201-00010008-minyu-l07

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