福を招くとされる鬼がカシとワラの棒を振り回し、参拝客をたたく鹿児島県無形民俗文化財の奇祭「鬼追い」が同県曽於市末吉町の熊野神社であった。
数え年25歳の厄男3人が「招福鬼」と呼ばれる鬼に扮(ふん)し、それぞれ2人の付き人を従えて神社から参道に飛び出し参拝客の中へなだれ込む。
鬼が勢いよく暴れれば暴れるほど良い1年になるとされる。
参拝客のお目当ては鬼が背中にまとう「福を招く御幣」。鬼は御幣を取られまいと棒で追い払う。
棒でたたかれたら厄よけになるとされ、一歩も引かない参拝客と激しい肉弾戦を約30分間繰り広げた。
暴れて力を使い果たした鬼たちが神社に引き上げた後、境内では豆まきがあり、参拝客は一年の無事を祈った。
引用元:毎日新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200113-00000007-mai-soci